環境保全目標と保全対策
環境保全目標
・環境基本法により定められた環境基準の達成と維持に支障を及ぼさないこと
・大阪府環境総合計画、大阪地域公害防止計画等大阪府が定める環境に関する計画及び方針に定める目標の達成と維持に支障を及ぼさないこと
・環境への影響を最小限にとどめるよう環境保全対策について配慮すること
・周辺水域の水生生物に著しい影響を及ぼさないよう配慮すること
・漁獲対象動植物の資源に著しい影響を及ぼさないよう配慮すること等
これらの環境保全目標の達成のために定期的に阪南2区周辺の環境調査を実施しています。
環境保全対策(基準等遵守の確認)
阪南2区の埋立事業で目指す「人や環境にやさしい魅力ある都市づくり」を実現するために、各種の環境保全対策を実施しています。
受入契約前の確認
建設発生土の搬入に当たっては、受入手続き及び搬入時に受入基準、道路交通法規などの遵守の徹底を図るとともに、過積載の防止やシート掛け等による飛散防止措置の徹底に努めています。また、浚渫土砂についても、受入手続き及び受入基準の遵守の他、航行中の流出防止や安全航行の徹底を指導しています。
基準値を超える有害物質等を含む汚染土壌等の搬入を防止するため、契約締結に当たって審査を行います。建設発生土については工事内容に応じて、浚渫土砂についてはすべての工事について、化学的性状に関する分析結果表(計量証明書)の提出を求め、あらかじめチェックすることにより、汚染土壌等の搬入を防止しています。
また、分析結果表の提出の必要のない工事についても、工事を行う土地について、汚染のおそれがないことが確認できる土地の利用状況等調査結果報告書の提出を求めています。
環境保全対策(搬入時の確認)
研修員による目視確認
搬入に当たっては、受入基準を遵守しているかどうかを確認するため、検収員が計量時やダンプアップ時に目視検査を実施しています。
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ダンプ計量時
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ダンプアップ
環境保全対策(環境調査)
海域環境調査
埋立工事が周辺海域環境に及ぼす影響を監視するため、護岸の開口部付近における濁りの目視調査を毎日行うほか、阪南2区周辺海域の水質・底質や水生生物の調査を定期的に実施しています。
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水質調査
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水生生物調査
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干潟調査
環境保全対策(海域環境調査結果)
環境保全対策(周辺環境調査)
沿道環境調査
建設発生土の搬入車両が周辺環境に及ぼす影響を監視するため、阪南2区周辺沿道の騒音・振動・交通量などの調査を定期的に実施しています。
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騒音調査
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交通量調査
環境保全対策(周辺環境の保全)
清掃・散水・泥落とし
搬入車両の走行に伴う砂塵対策として、周辺道路において定期的に清掃や散水を行っています。散水用の水には下水処理水を再利用しています。 また、搬入車両が埋立地から出る際には、水を貯めた「洗車ピット」を通過させることにより、タイヤに付着した泥を除去しています。
環境保全対策(工事影響の低減)
汚濁防止膜の展張
北護岸の開口部には浮沈式の汚濁防止膜を設置し、浚渫土砂を搬入する土運船の入退時に開閉し、通常時には土砂の投入に伴う濁り等が周辺海域に流出しないようにしています。
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汚濁防止膜
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(参考)一般財団法人ウォーターフロント協会 HP